呼吸器外科部長 がん化学療法科部長 |
斉藤 元吉外科学会専門医 呼吸器外科学会専門医 がん治療認定医機構がん治療認定医 |
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(2019年4月1日現在)
<悪性疾患>
日本における2015年の統計では、約37万人の方々が悪性腫瘍で亡くなっており、そのうち肺癌による年間死亡者数は約7万4千人であり、他の癌腫による死亡者数を圧倒しています。肺癌は進行するとリンパ節や他の臓器に転移しますが、この癌の進み具合を「病期」といい、早い時期のI期から進行したIV期まで4段階に分かれ、さらにそれぞれの病期が細かく分かれます。
肺癌の種類や病期に応じて、肺癌の治療は大きく手術療法、薬物療法、放射線療法の3つに分かれます。
他の臓器の悪性腫瘍(大腸癌、直腸癌、骨肉腫などがよく肺転移を起こします。)が肺に血行性に転移を起こした状態です。その時点で原発の悪性腫瘍は制御されておりその肺転移巣を切除すれば予後が見込まれる際には手術適応となり、当科でも積極的に手術を行っています。
<良性疾患>
肺に生じたブラという風船状の構造物が破裂し肺から空気がもれ肺が虚脱してしまった状態をいいます。痛み、呼吸困難、激しい咳などの症状を伴います。治療はまず胸腔内にドレーンという管を挿入し、胸腔内にたまった空気を抜きます(胸腔ドレナージ)。再発した気胸や初回でも肺からの空気漏れが治らない場合には手術適応となります。手術では前述した胸腔鏡というカメラを用いて原因となっているブラを切除します。
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